無線工学519

R5.2b-9

 次の記述は、一般的なデジタル伝送における伝送誤りについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。ただし、信号空間ダイアグラム上の信号点が変動し、受信側において隣接する信号点と誤って判断する現象をシンボル誤りといい、シンボル誤りが発生する確率をシンボル誤り率という。また、信号空間ダイアグラムにおける信号点の間の距離のうち、最も短いものを信号点間距離とする。

1 シンボル誤り率は、信号点間距離に依存する。

2 伝送路や受信機内部で発生する雑音及びフェージングは、シンボル誤り率を増加させる要因となる。

3 16相PSK(16PSK)と16値QAM(16QAM)を比較すると、一般に両方式の平均電力が同じ場合、16相PSKの方が信号点間距離が長い

4 16相PSK(16PSK)と16値QAM(16QAM)を比較すると、一般に両方式の平均電力が同じ場合、16相PSKの方がシンボル誤り率が大きくなる。

解答

3  16相PSK(16PSK)と16値QAM(16QAM)を比較すると、一般に両方式の平均電力が同じ場合、16相PSKの方が信号点間距離が長い 16値QAMの方が信号点間距離が長い。

ポイント
 伝送誤りは 設問最後が ”長い” を選べ   ~が長い。

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