無線工学506

R6.2a-10

 受信機の雑音指数が\(6〔dB〕\)、周囲温度が\(17〔℃〕\)及び受信機の出力端の雑音電力を入力端での雑音に換算した雑音電力(入力端換算雑音電力)の値が\(1.92×10^{-13}〔W〕\)のとき、この受信機の等価雑音帯域幅の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、ボルツマン定数は\(1.38×10^{-23}〔J/K〕、\log_{10} 2=0.3\)とする。

1 \(5〔MHz〕\)

2 \(6〔MHz〕\)

3 \(8〔MHz〕\)

4 \(10〔MHz〕\)

5 \(12〔MHz〕\)

解答

5 \(12〔MHz〕\)

\(等価雑音電力N_o\)
\(N_o=kTBF [W]\)
\(k:ボルツマン定数 1.38×10^{-23} [j/K]\)
\(T:絶対温度[K]\)
\(B:増幅回路の帯域幅[Hz]\)
\(F:増幅器の雑音指数[真数]\)
\(キッチン(k) トマト(T) ブレック(B) ファスト(F) \)

\(B=\frac{N_o}{kTF}に代入するが、\)
\(①雑音指数FをdB→真数に変換する\)

デシベル計算
+10dB=10倍  +3dB=2倍
-10dB=1/10倍  -3dB=1/2倍

\(②B=\frac{N_o}{kTF}\)
 \(=\frac{1.92×10^{-13}}{1.38×10^{-23}×(17+273)×4}\)
 \(≒11.99[MHz]≒12[MHz]\)

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