無線工学312(2)

R4.10a-5

 次の記述は、半導体素子の一般的な働き、用途などについて述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

1  ツェナーダイオードは、順方向電圧を加えたときの定電圧特性を利用する素子として用いられる。

2  バラクタダイオードは、逆方向バイアスを与え、このバイアス電圧を変化させると、等価的に可変静電容量として動作する特性を利用する素子として用いられる。

3  ホトダイオードは、光を電気信号に変換する素子として用いられる。

4  発光ダイオード(LED)は、順方向電流が流れたときに発光する性質を利用する素子として用いられる。

5  トンネルダイオードは、その順方向の電圧-電流特性にトンネル効果による負性抵抗特性を持っており、応答特性が速いことを利用して、マイクロ波からミリ波帯の発振に用いることができる。

解答

1  ツェナーダイオードは、順方向電圧を加えたときの定電圧特性を利用する素子として用いられる。 逆方向電圧を上げていくと、ある電圧で急に大電流が流れる特性を利用する素子として用いられる。

語呂合わせ
 ツェナーとは、ヒ素やインジウムから出来た雪崩!
 逆方向電圧を上げて大電流(大雪崩)になる!

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