無線工学118(4)

R5.6b-11

次の記述は、携帯電話などに用いられている直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式について述べたものである。(   )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。なお、同じ記号の(   )内には、同じ字句が入るものとする。

(1)  OFDM伝送方式では、高速の伝送データを複数の低速なデータ列に分割し、複数のサブキャリアを用いて並列伝送を行うことにより、単一キャリアのみを用いて送る方式に比べ、シンボル長が( A )なり、遅延波の影響を軽減できる

(2)  また、( B )を挿入することにより、マルチパス遅延波が希望波に重なっても、( B )長が遅延波の遅延時間よりも( C )、マルチパス遅延波の干渉を効率よく回避できる。

  A     B            C

1 短く    ガードバンド       短ければ

2 短く    ガードインターバル    長ければ

3 短く    ガードインターバル    短ければ

4 長く    ガードバンド       短ければ

5 長く    ガードインターバル    長ければ

解答

5 長く    ガードインターバル    長ければ

語呂合わせ
 長く     遅延波        短ければ
 長く        ガードインターバル  長ければ

 長い 遅延波 と 長い ガードOFDM

(1)  OFDM伝送方式では、高速の伝送データを複数の低速なデータ列に分割し、複数のサブキャリアを用いて並列伝送を行うことにより、単一キャリアのみを用いて送る方式に比べ、シンボル長が( 長く )なり、遅延波の影響を軽減できる

(2)  また、( ガードインターバル )を挿入することにより、マルチパス遅延波が希望波に重なっても、( ガードインターバル )長が遅延波の遅延時間よりも( 長ければ )、マルチパス遅延波の干渉を効率よく回避できる。

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