無線工学114(3)

R4.10a-1

 次の記述は、対地静止衛星を利用する通信について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。

1  衛星の電源には太陽電池が用いられるため、年間を通じて電源が断となることがないので、蓄電池等は搭載する必要がない。

2  衛星通信に10〔GHz〕以上の電波がもちいられる場合は、大気圏の降雨による減衰が少ないので、信号の劣化も少ない。

3  VSAT制御地球局には小型のオフセットパラボラアンテナを、VSAT地球局には大口径のカセグレンアンテナを用いることが多い。

4  電波が、地球上から通信衛星を経由して再び地球上に戻ってくるのに約0.1秒を要する。

5  3個の通信衛星を赤道上空に等間隔に配置することにより、極地域を除く地球上のほとんどの地域をカバーする通信網が構成できる。

解答

5  3個の通信衛星を赤道上空に等間隔に配置することにより、極地域を除く地球上のほとんどの地域をカバーする通信網が構成できる。

1  衛星の電源には太陽電池が用いられるため、年間を通じて電源が断となることがないので、蓄電池等は搭載する必要がない。 春分及び秋分の頃の夜間に地球の影に入るため、その間は衛星に搭載した蓄電池で電力を供給する。

2  衛星通信に10〔GHz〕以上の電波がもちいられる場合は、大気圏の降雨による減衰が少ないので、信号の劣化も少ない。 減衰を受けやすい。

3  VSAT制御地球局には小型のオフセットパラボラアンテナ 大口径のカセグレンアンテナを、VSAT地球局には大口径のカセグレンアンテナ 小型のオフセットパラボラアンテナを用いることが多い。

4  電波が、地球上から通信衛星を経由して再び地球上に戻ってくるのに約0.1秒 約0.25秒を要する。

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