R5.2b-10
次の記述は、符号分割多元接続方式(CDMA)を利用した携帯無線通信システムの遠近問題について述べたものである。( )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。
(1) ( A )周波数を複数の移動局が使用するCDMAでは、遠くの移動局の弱い信号が基地局に近い移動局からの干渉雑音を強く受け、基地局で正常に受信できなくなる現象が起きる。これを遠近問題と呼んでいる。
(2) 遠近問題を解決するためには、受信電力が( B )局で同一になるようにすべての( C )局の送信電力を制御する必要がある。
A B C
1 同じ 基地 基地
2 同じ 基地 移動
3 同じ 移動 基地
4 異なる 基地 移動
5 異なる 移動 基地
解答
2 同じ 基地 移動
語呂合わせ
同じ 境界 同位相 RAKE 基地 移動
「同じ 境界で 同位相、 RAKE 基地から 移動!」
(1) ソフトハンドオーバーは、すべての基地局のセル、セクタで( 同じ )周波数を使用することを利用して、移動局が複数の基地局と並行して通信を行うことで、セル( 境界 )での短区間変動の影響を軽減し、通信品質を向上させる技術である。
(2) CDMAでは、マルチパス環境において受信された多重波信号を相関器により経路ごとに分離し、遅延を等化して合成する( RAKE )受信と呼ばれる手法により、受信特性を改善することができる。
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