無線工学111(1)

29.2b-1

 次の記述は、静止衛星を利用する通信について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

1  3個の通信衛星を赤道上空に等間隔に配置することにより、極地域を除く地球上のほとんどの地域を常時カバーする通信網が構成できる。

2  赤道上空約36,000〔km〕の円軌道に打ち上げられた静止衛星は、地球の自転と同期して周回しているが、その周期は約24時間である。

3  電波が、地球上から通信衛星を経由して再び地球上に戻ってくるのに約0.25秒を要する。

4  VSAT制御地球局には大口径のカセグレンアンテナを、VSAT地球局には小型のオフセットパラボラアンテナを用いることが多い。

5  衛星通信に10〔GHz〕以上の電波を使用する場合は、大気圏の降雨による減衰が少ないので、信号の劣化も少ない。

解答

5  衛星通信に10〔GHz〕以上の電波を使用する場合は、大気圏の降雨による減衰が少ないので、信号の劣化も少ない。 減衰を受けやすい。

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