無線工学917(2)

R7.6a-20

 次の記述は、マイクロ波回線の設定の際に考慮される第1 フレネルゾーンについて述べたものである。(   )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、使用する電波の波長をλとする。

(1)  図に示すように、送信点をT、受信点をRとし、TPとPRの距離の和がTRよりも( A )だけ長い点P の軌跡を描くと、TとRを焦点とし直線TR を軸とする回転楕円体となり、この楕円体の内側の範囲を第1フレネルゾーンという。

(2)  一般的には、( B )に近い良好な伝搬路を保つため、回線途中にある山や建物などの障害物が第1 フレネルゾーンに入らないようにクリアランスを設ける必要がある。

(3)  第1フレネルゾーンの断面の半径rは、使用する周波数が高くなるほど小さくなる。

  A    B

1 λ/4   自由空間

2 λ/4   散乱波伝搬

3 λ/2   自由空間

4 λ/2   散乱波伝搬

5 λ    散乱波伝搬

解答

3 λ/2   自由空間

語呂合わせ
   λ/2            小さく   クリアランス   自由空間

 ラクダ(λ)が 半分(1/2)に 小さくなって 栗(クリ)食って 自由

(1)  図に示すように、送信点をT、受信点をRとし、TPとPRの距離の和がTRよりも( λ/2 )だけ長い点P の軌跡を描くと、TとRを焦点とし直線TR を軸とする回転楕円体となり、この楕円体の内側の範囲を第1フレネルゾーンという。

(2)  一般的には、( 自由空間 )に近い良好な伝搬路を保つため、回線途中にある山や建物などの障害物が第1 フレネルゾーンに入らないようにクリアランスを設ける必要がある。

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