無線工学916

30.10a-21

 次の記述は、マイクロ波回線の設定の際に考慮される第1フレネルゾーンについて述べたものである。(   )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、使用する周波数の電波の波長をλとする。

(1)  図に示すように、送信点Tと受信点Rを焦点とし、TPとPRの距離の和が、焦点間の最短の距離TRよりも( A )だけ長い楕円を描くと、直線TRを軸とする回転楕円体となり、この楕円の内側の範囲を第1フレネルゾーンという。

(2)  一般的には、自由空間に近い良好な伝搬路を保つため、回線途中にある山や建物などの障害物が第1フレネルゾーンに入らないようにする必要がある。この障害物と見通し線との間隔hcを( B )という。

  A     B

1 λ     クリアランス

2 λ     ハイトパターン

3 λ/2    クリアランス

4 λ/2    ハイトパターン

解答

3 λ/2    クリアランス

語呂合わせ
   λ/2            小さく   クリアランス   自由空間

 ラクダ(λ)が 半分(1/2)に 小さくなって 栗(クリ)食って 自由

(1)  図に示すように、送信点Tと受信点Rを焦点とし、TPとPRの距離の和が、焦点間の最短の距離TRよりも( λ/2 )だけ長い楕円を描くと、直線TRを軸とする回転楕円体となり、この楕円の内側の範囲を第1フレネルゾーンという。

(2)  一般的には、自由空間に近い良好な伝搬路を保つため、回線途中にある山や建物などの障害物が第1フレネルゾーンに入らないようにする必要がある。この障害物と見通し線との間隔hcを( クリアランス )という。

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