無線工学B433

R4.07-1A16
R2.11-2A14

解答

R4.07-1A16

2 65[dB]

ワンポイント解説
 人工衛星局の受信機入力\(P_r=P_t+G_t-L(204)+G_r\)[dB]
  \(P_t:\)送信電力[dBW]
  \(G_t:\)送信アンテナ利得[dB]
  \(L:\)自由空間伝搬損失[dB]=204 ただし、\(f=10\)[GHz]
  \(G_r:\)受信アンテナ利得[dB]

 人工衛星局の受信機入力\(P_r=P_t+G_t-L(204)+G_r\)[dB]
  送信電力3[kW]をデシベルに変換する。

デシベル計算(素因数分解)
+10dB=10倍  +3dB=2倍
-10dB=1/10倍  -3dB=1/2倍
✕は+、÷は-
+5dB=3倍 ←問題文の最後(\(\log_{10}3=0.5\))より

  真数 3[kW]=3,000[W]=3×10×10×10
  デシベル[dB]=5+10+10+10=35[dBW]
  式に代入して、
  \(-84=35+20-204+G_r\)
  \(G_r=-84-35-20+204=65\)[dB]

R2.11-2A14

4 60[dB]

 人工衛星局の受信機入力\(P_r=P_t+G_t-L(204)+G_r\)[dB]
  送信電力500[W]をデシベルに変換する。
  真数 500[W]=5×10×10=10÷2×10×10
  デシベル[dB]=10-3+10+10=27[dBW]
  式に代入して、
  \(-87=27+30-204+G_r\)
  \(G_r=-87-27-30+204=60\)[dB]

検索用キーワード(問題文の最初の一文)

 周波数10[GHz]の電波を用いて地球局から3[kW]の出力で、静止衛星の人工衛星局へ送信したとき、絶対利得が20[dB]のアンテナを用いた人工衛星局の受信機入力が-84[dBW]であった。このときの地球局のアンテナの絶対利得の値
 周波数10[GHz]の電波を用いて地球局から500[W]の出力で、静止衛星の人工衛星局へ送信したとき、絶対利得が30[dB]のアンテナを用いた人工衛星局の受信機入力が-87[dBW]であった。このときの地球局のアンテナの絶対利得の値

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