無線工学B411

R4.07-2A14
R3.01-2A17
R1.07-1A14

解答

R4.07-2A14

2 19.9[km]

ワンポイント解説
 自由空間基本伝送損の送受信点間の距離\(L\)
  \(L=(\frac{4πd}{λ})^2\)[m] ※\(L\)は真数
   \(d\):距離[m]、\(λ\):波長[m]

 自由空間基本伝送損の送受信点間の距離\(L\)
  \(L=(\frac{4πd}{λ})^2\)より、
  \(d=(\frac{λ}{4π})\sqrt{L}\)
   \(fλ=c=300M\)より、\(λ=\frac{c}{f}=\frac{300M}{12G}=0.025\)[m]
   \(L=140\)[dB]を真数に変換する。

デシベル計算(素因数分解)
+10dB=10倍  +3dB=2倍
-10dB=1/10倍  -3dB=1/2倍
✕は+、÷は-

   伝送損([dB])\(L=140\)[dB]\(=10+10+10+10+・・・+10\)   10が14個
   伝送損(真数)\(L=\)\(10×10×10×10×・・・×10=10^{14}\)   10が14個
  \(d=(\frac{0.025}{4π})\sqrt{10^{14}}=\frac{25}{4π×1,000}×10^4k≒19.9\)[km]

R3.01-2A17

3 31.8[km]

 自由空間基本伝送損の送受信点間の距離\(L\)
  \(L=(\frac{4πd}{λ})^2\)より、
  \(d=(\frac{λ}{4π})\sqrt{L}\)
   \(fλ=c=300M\)より、\(λ=\frac{c}{f}=\frac{300M}{7.5G}=0.04\)[m]
   \(L=140\)[dB]を真数に変換する。
   伝送損([dB])\(L=140\)[dB]\(=10+10+10+10+・・・+10\)   10が14個
   伝送損(真数)\(L=\)\(10×10×10×10×・・・×10=10^{14}\)   10が14個
  \(d=(\frac{0.04}{4π})\sqrt{10^{14}}=\frac{4}{4π×100}×10^4k=31.8\)[km]

R1.07-1A14

1 17.1[km]

 自由空間基本伝送損の送受信点間の距離\(L\)
  \(L=(\frac{4πd}{λ})^2\)より、
  \(d=(\frac{λ}{4π})\sqrt{L}\)
   \(fλ=c=300M\)より、\(λ=\frac{c}{f}=\frac{300M}{14G}=\frac{3}{140}\)[m]
   \(L=140\)[dB]を真数に変換する。
   伝送損([dB])\(L=140\)[dB]\(=10+10+10+10+・・・+10\)   10が14個
   伝送損(真数)\(L=\)\(10×10×10×10×・・・×10=10^{14}\)   10が14個
  \(d=(\frac{1}{4π}×\frac{3}{140})\sqrt{10^{14}}=\frac{3}{4π×140}×10^4k≒17.1\)[km]

検索用キーワード(問題文の最初の一文)

周波数12[GHz]の電波の自由空間基本伝送損が140[dB]となる送受信点間の距離の値
周波数7.5[GHz]の電波の自由空間基本伝送損が140[dB]となる送受信点間の距離の値
周波数14[GHz]の電波の自由空間基本伝送損が140[dB]となる送受信点間の距離の値

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