R4.6a-20
次の記述は、マイクロ波回線の設定の際に考慮される第1フレネルゾーンについて述べたものである。( )内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。ただし、使用する電波の波長をλとする。
(1) 図に示すように、送信点Tと受信点Rを焦点とし、TPとPRの距離の和が、焦点間の最短の距離TRよりも( A )だけ長い点Pの軌跡を描くと、直線TRを軸とする回転楕円体となり、この楕円体の内側の範囲を第1フレネルゾーンという。
(2) 一般的には、自由空間に近い良好な伝搬路を保つため、回線途中にある山や建物などの障害物が第1フレネルゾーンに入らないようにクリアランスを設ける必要がある。
(3) 図に示す第1フレネルゾーンの断面の半径rは,使用する周波数が高くなるほど( B )なる。
A B
1 λ/4 小さく
2 λ/4 大きく
3 λ/2 小さく
4 λ/2 大きく
5 λ 大きく
解答
3 λ/2 小さく
語呂合わせ
λ/2 小さく クリアランス 自由空間
ラクダ(λ)が 半分(1/2)に 小さくなって 栗(クリ)食って 自由
(1) 図に示すように、送信点Tと受信点Rを焦点とし、TPとPRの距離の和が、焦点間の最短の距離TRよりも( λ/2 )だけ長い点Pの軌跡を描くと、直線TRを軸とする回転楕円体となり、この楕円体の内側の範囲を第1フレネルゾーンという。
(2) 一般的には、自由空間に近い良好な伝搬路を保つため、回線途中にある山や建物などの障害物が第1フレネルゾーンに入らないようにクリアランスを設ける必要がある。
(3) 図に示す第1フレネルゾーンの断面の半径rは,使用する周波数が高くなるほど( 小さく )なる。
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