R6.2b-19
次の記述は、伝送線路の反射について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。
1 整合しているとき、電圧反射係数の値は、1となる。
2 電圧反射係数は、進行波の電圧(Vf)を反射波の電圧(Vr)で割った値(Vf/Vr)で表される。
3 反射が大きいと電圧定在波比(VSWR)の値は小さくなる。
4 負荷インピーダンスが伝送線路の特性インピーダンスに等しく、整合しているときは、伝送線路上には定在波が存在する。
5 電圧反射係数は、伝送線路の特性インピーダンスと負荷側のインピーダンスから求めることができる。
解答
5 電圧反射係数は、伝送線路の特性インピーダンスと負荷側のインピーダンスから求めることができる。
ポイント
整合なら電圧定在波比VSWR=1
整合なら電圧反射係数=0
電圧反射係数\(Γ\)
反射係数\(Γ=\frac{Z_L-Z_o}{Z_L+Z_o}\)
\(Z_L:\)負荷側のインピーダンス
\(Z_o:\)伝送線路の特性インピーダンス
1 整合しているとき、電圧反射係数の値は、1となる。 0となる。
2 電圧反射係数は、進行波の電圧(Vf)を反射波の電圧(Vr)で割った値(Vf/Vr)で表される。
反射波の電圧(Vr)を進行波の電圧(Vf)で割った値(Vr/Vf)で表される。
3 反射が大きいと電圧定在波比(VSWR)の値は小さくなる。 大きくなる。
4 負荷インピーダンスが伝送線路の特性インピーダンスに等しく、整合しているときは、伝送線路上には定在波が存在する。 存在しない。
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