無線工学605(2)

R7.6a-14

 次の記述は、衛星通信の特徴について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

1  FDMA方式では、衛星の中継器で多くの搬送波を共通増幅するため、中継器をできるだけ線形領域で動作させる必要がある。

2  TDMA方式は、複数の地球局が同一の送信周波数を用いて、時間的に信号が重ならないように衛星の中継器を使用する。

3  TDMA方式では、衛星の一つの中継器で一つの電波を増幅する場合、飽和領域付近で動作させることができ、中継器の送信電力を最大限利用できる。

4  衛星中継器の回線(チャネル)を地球局に割り当てる方式のうち、「地球局にあらかじめ所定の衛星回線を割り当てておく方式」をデマンドアサイメントという。

解答

4  衛星中継器の回線(チャネル)を地球局に割り当てる方式のうち、「地球局にあらかじめ所定の衛星回線を割り当てておく方式」をデマンドアサイメント プリアサイメントという。

■プリアサイメント
  プリ=あらかじめ アサイメント=割り当てる
■デマンドアサイメント
  デマンド=要求に応じて アサイメント=割り当てる
■FDMA
  Frequency=周波数 Division=分割 Multiple=多元 Access=接続
■TDMA
  Time=時 Division=分割 Multiple=多元 Access=接続
■SCPC
  Single Channel Per Carrier

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