R7.6a-9
次の記述は、デジタル伝送におけるビット誤り等について述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。ただし、図にQPSKの信号空間ダイアグラムを示す。

1 QPSKにおいて、2ビットのデータを各シンボルに割り当てる方法がグレイ符号に基づく場合は、縦横に隣接するシンボル間で誤りが生じたとき、常に1ビットの誤りとなる。
2 QPSKにおいて、2ビットのデータを各シンボルに割り当てる方法が自然2進符号に基づく場合は、縦横に隣接するシンボル間で誤りが生じたとき、常に2ビットの誤りとなる。
3 QPSKにおいて、2ビットのデータを各シンボルに割り当てる方法がグレイ符号に基づく場合と自然2 進符号に基づく場合とで比べたとき、自然2進符号に基づく場合の方がビット誤り率を小さくできる。
4 1,000ビットの信号を伝送して、1ビットの誤りがあった場合、ビット誤り率は、\(10^{-4}\) である。
解答
1 QPSKにおいて、2ビットのデータを各シンボルに割り当てる方法がグレイ符号に基づく場合は、縦横に隣接するシンボル間で誤りが生じたとき、常に1ビットの誤りとなる。
ワンポイント解説
①グレイ符号に基づく場合は、常に1ビットの誤り
②自然2進符号に基づく場合は、1~2ビットの誤りとなる。
③ビット誤り率は、
①グレイ符号常に1ビット < ②自然2進符号1~2ビットの誤り
正誤解説
2 QPSKにおいて、2ビットのデータを各シンボルに割り当てる方法が自然2進符号に基づく場合は、縦横に隣接するシンボル間で誤りが生じたとき、常に2ビットの誤りとなる。 1~2ビットの誤りとなる。
3 QPSKにおいて、2ビットのデータを各シンボルに割り当てる方法がグレイ符号に基づく場合と自然2 進符号に基づく場合とで比べたとき、自然2進符号 グレイ符号に基づく場合の方がビット誤り率を小さくできる。
4 1,000ビットの信号を伝送して、1ビットの誤りがあった場合、ビット誤り率は、\(10^{-4}\) (誤) \(10^{-3}\)(正)である。 1/1,000のこと
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