無線工学409(1)

R5.10a-8

 次の記述は、直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。ただし、OFDM伝送方式で用いる多数のキャリアをサブキャリアという。

1  各サブキャリアを分割してユーザが利用でき、必要なチャネル相当分を周波数軸上に多重化できる。

2  図に示すサブキャリアの周波数間隔Δfは、有効シンボル期間長(変調シンボル長)Tsの逆数と等しく(Δf=1/Ts)なっている。

3  高速のビット列を多数のサブキャリアを用いて周波数軸上で分割して伝送することで、サブキャリア1本当たりのシンボルレートを高くできる。

4  OFDM伝送方式を用いると、シングルキャリアをデジタル変調した場合に比べマルチパスによる遅延波の影響を受け難い。

5  ガードインターバルは、遅延波によって生じる符号間干渉を軽減するために付加される。

解答

3  高速のビット列を多数のサブキャリアを用いて周波数軸上で分割して伝送することで、サブキャリア1本当たりのシンボルレートを高く 低くできる。

OFDMは
シンボルレート低く出来る
シンボル期間長(継続時間)長く出来る。
ガードインターバルで干渉除去出来る。

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