無線工学209(1)

R7.6a-4

 図に示す回路において、スイッチ\(S_1\)のみを閉じたときの電流\(I\)とスイッチ\(S_2\)のみを閉じたときの電流\(I\)は、ともに5〔A〕であった。また、スイッチ\(S_1\)と\(S_2\)の両方を閉じたときの電流\(I\)は、3〔A〕であった。抵抗\(R\)及びコンデンサ\(C\)のリアクタンス\(X_C\)の大きさの値の組合せとして、正しいものを下の番号から選べ。ただし、交流電源電圧は240〔V〕とする。

  \(R\)       \(X_C\)

1 40 〔Ω〕    15 〔Ω〕

2 40 〔Ω〕    30 〔Ω〕

3 40 〔Ω〕    60 〔Ω〕

4 80 〔Ω〕    30 〔Ω〕

5 80 〔Ω〕    60 〔Ω〕

解答

5 80 〔Ω〕    60 〔Ω〕

解き方

①\(S_1\)と\(S_2\)の両方を閉じたときの全電流を\(I_{12}\)とすると、
 抵抗\(R=\frac{E}{I_{12}}=\frac{240}{3}=80 [Ω]\)

②割合\(5:4:3\)で\(X_L\)、\(X_C\)を求める
 1.スイッチ片方閉じた電流を斜面に書く
 2.スイッチ両方閉じた電流を底面に書く
 3.割合\(5:4:3\)で残りの数字を縦に書く

 4.矢印の方向の分数をRにかける。
  この場合は、\(\frac{3}{4}\)
2.求める\(X_L\)は\(R\)と②の4で求めた数字を掛け合わせる
 \(X_L=R×\frac{3}{4}=80×\frac{3}{4}=60 [Ω]\)

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