一技(一陸技)・一陸特資格を取得したらできる仕事実例

こんにちは!miyabisazankaです。

一技(一陸技)・一陸特を取得するとどのような仕事が出来るようになるのか?

と疑問に思った方に向けて、一陸特の実務活用例を紹介します。

この記事は以下の方におすすめ!

・陸上無線技術士や陸上特殊無線技士の資格について詳しく知りたい方。
・一技/一陸特資格を受験しようと考えている方。
・すでに資格を持っているが、それを活かす方法を探している方。

この記事を読むことで、一陸特資格を持つことでどのようなキャリアパスが広がるかを理解出来るでしょう。そして一陸技や一陸特の取得を目指そうと思ってほしいという思いを込めました!

今回紹介する一技/一陸特の仕事の実例はズバリこちらです。

一技/一陸特の仕事実例3例

①無線従事者として選任され、無線設備の操作が可能に
②登録検査等事業者の点検員や判定員になれる
③産業用(5.7GHz帯)ドローンとレース向けFPV対応ドローン(5.8GHz帯)を使用可能

なお、電波法の内容に触れるためにややこしい部分を含みます。受験される方向けに該当の問題も紹介しますが、難しそうであれば読み飛ばしてください!

それでは、どうぞ!

①無線従事者として選任され、無線設備の操作が可能に

一陸特資格を持つことで、無線従事者として選任されることができます。これにより、無線局の運用に関わる様々な操作を行うことができます。

例えば、一陸特資格を持って放送局に入社した場合、技術担当部署の無線局免許担当の方が、「ほうほう、新入社員さんは一陸特の資格を持っていますね。それならば無線従事者選解任届に新入社員さんを選任して、我が社の無線設備を操作して貰おう!」と対応されます。

ポイントとして、選任されていない無線従事者は無線局の操作が許可されていません。また、選任された無線従事者が転勤や退職する場合は解任手続きが行われます。

一陸特の操作範囲は以下の通りです:

  • 電気通信業務用、公共業務用等の多重無線設備の固定局、基地局等の技術的操作(ただし、周波数が30MHz以上の電波を使用する空中線電力500W以下のものに限ります)。
  • 第二級及び第三級の陸上特殊無線技士の操作の範囲に属するものの操作

晴れて無線従事者として選任されれば、固定局(本社などの演奏所から基幹放送所まで映像や音声などの素材を伝送する無線局)などの操作や送信機の調整、使用号機の切り替え、停止などを行うことができます。

大勢の無線従事者が居ればいいのですが、実際には無線従事者が不足する場合もあります。その際には主任無線従事者制度と言う制度もあります。これは、その無線局の主任無線従事者として選任を受けた者の監督の下であれば、だれでも無線設備の操作を行うことができる制度です。

②登録検査等事業者の点検員や判定員になれる

登録検査等事業者は、無線設備の点検と検査を行う役割を果たします。

点検は、免許人の無線従事者の資格、人数、および必要な書類などを確認するプロセスです。また、無線局への点検も行い、電波の質(周波数偏差、空中線電力、スプリアス発射の強度)やその他の測定を行います。点検のみを行う者は登録点検事業者と呼ばれます。

一方、検査は点検結果に基づき、無線局の適合性(合否)を判定するプロセスです。点検と検査を両方行う者は登録検査事業者と呼ばれます。ただし、登録検査事業者は無線局の定期検査に関する検査のみを実施でき、新設検査や変更検査は実施できません。

点検や検査を行った結果、点検結果通知書を作成します。これには点検員の氏名が記載されます。この通知書に自分の名前が初めて記載された瞬間は、資格取得の成果が実感できる瞬間です。

ちなみに点検結果通知書には無線設備を操作した方の氏名、資格等を記載する場合があります。こちらは免許人の無線従事者選解任届に記載された方となりますので、こちらでも資格が活かされます。

ややこしいので整理すると、点検結果通知書には
点検員:登録検査等事業者の点検員
無線設備の操作者:免許人の無線従事者選解任届の無線従事者
として資格保有者の氏名等が記載されます。

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求人情報を眺めるだけでも結構面白いですよ!

③産業用(5.7GHz帯)ドローンとレース向けFPV対応ドローン(5.8GHz帯)を使用可能

ドローンを飛ばすだけでは無線従事者免許は不要ですが、産業用(5.7GHz帯)ドローンとレース向けFPV対応ドローン(5.8GHz帯)の周波数帯域を使用するドローンには、三陸特以上の資格が必要です。

ドローンについてはこちらをご参照ください。

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