R6.6b-21(R6.6a-21)
次の記述は、図に示すマイクロ波回線の第1フレネルゾーンについて述べたものである。( )に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。
(1) 送信点Tから受信点R方向に測った距離d1〔m〕の点Pにおける第1フレネルゾーンの回転楕円体の断面の半径r〔m〕は、点Pから受信点Rまでの距離をd2〔m〕、波長をλ〔m〕とすれば、次式で与えられる。
r≒( A )
(2) 周波数が7.5〔GHz〕、送受信点間の距離Dが15〔km〕であるとき、d1が6〔km〕の点Pにおけるrは、約( B )である。
A B
1 \(\sqrt{λd_1/(d_1+d_2) }\) 6 〔m〕
2 \(\sqrt{λd_1/(d_1+d_2) }\) 8 〔m〕
3 \(\sqrt{λd_1 d_2/(d_1+d_2) }\) 10 〔m〕
4 \(\sqrt{λd_1 d_2/(d_1+d_2) }\) 12 〔m〕
5 \(\sqrt{λd_1 d_2/(d_1+d_2) }\) 14 〔m〕
解答
4 \(\sqrt{λd_1 d_2/(d_1+d_2) }\) 12 〔m〕
第一フレネルゾーンの回転楕円体の半径\(Γ\)
\(Γ=\sqrt{λd_1 d_2/(d_1+d_2) }\) [m]
フレネルラクダ(λ)の和分の積
(1) 送信点Tから受信点R方向に測った距離d1〔m〕の点Pにおける第1フレネルゾーンの回転楕円体の断面の半径r〔m〕は、点Pから受信点Rまでの距離をd2〔m〕、波長をλ〔m〕とすれば、次式で与えられる。
r≒( \(\sqrt{λd_1 d_2/(d_1+d_2) }\) )
(2) 周波数が7.5〔GHz〕、送受信点間の距離Dが15〔km〕であるとき、d1が6〔km〕の点Pにおけるrは、約( 12 〔m〕 )である。
解き方
\(fλ=cより\)
\(λ=\frac{c}{f}=\frac{300×10^6}{7,500×10^6}=\frac{1}{25}=0.04[m]\)
第一フレネルゾーンの回転楕円体の半径\(Γ\) [m]
\(Γ=\sqrt{λd_1 d_2/(d_1+d_2) }\)
\( =\sqrt{ \frac{0.04×6k×9k}{6k+9k} }=\sqrt{144}=12 [m]\)
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