無線工学821

R3.6b-19

 次の記述は、図に示すアンテナについて述べたものである。このうち正しいものを下の番号から選べ。ただし、波長をλ〔m〕とし、図1の各地線は、長さがλ/4であり、放射素子に対して直角に取り付けた構造の標準的なものとする。

1  図1の地線Aと地線Bの電流は互いに同方向に流れ、地線Cと地線Dも同様であるので、地線からも大きな電波の放射がある。

2  図1は、ブラウンアンテナと呼ばれ、放射抵抗は約21〔Ω〕である。

3  図2は、スリーブアンテナと呼ばれ、放射抵抗は約35〔Ω〕である。

4  図2のアンテナのℓは、それぞれλ/8の長さであり、全体としてλ/4の長さとしている。

5  図1及び図2のアンテナは、主にマイクロ波(SHF)帯以上の周波数で使用される。

解答

2  図1は、ブラウンアンテナと呼ばれ、放射抵抗は約21〔Ω〕である。

ポイント
 ・放射の素子の長さは それぞれ1/4波長
 ・放射抵抗は、図1のブラウンアンテナは約21Ω、図2のスリーブアンテナは約70Ω

1  図1の地線Aと地線Bの電流は互いに同方向 逆方向に流れ、地線Cと地線Dも同様であるので、地線からも大きな電波の放射がある。 地線からの電波の放射は打ち消される。

3  図2は、スリーブアンテナと呼ばれ、放射抵抗は約35〔Ω〕 約70〔Ω〕である。

4  図2のアンテナのℓは、それぞれλ/8 λ/4の長さであり、全体としてλ/4 λ/2の長さとしている。

5  図1及び図2のアンテナは、主にマイクロ波(SHF)帯 VHF帯以上の周波数で使用される。

コメント

タイトルとURLをコピーしました