無線工学505

R6.2b-10

 受信機の雑音指数が6〔dB〕、等価雑音帯域幅が10〔MHz〕及び周囲温度が17〔℃〕のとき、この受信機の出力端の雑音出力を入力端での雑音に換算した雑音電力(入力端換算雑音電力)の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、ボルツマン定数は\(1.38×10^{-23}〔J/K〕、\log_{10} 2=0.3\)とする。

1 \(5.3×10^{-14}〔W〕\)

2 \(8.0×10^{-14}〔W〕\)

3 \(1.6×10^{-13}〔W〕\)

4 \(2.4×10^{-13}〔W〕\)

5 \(6.4×10^{-13}〔W〕\)

解答

3 \(1.6×10^{-13}〔W〕\)

\(等価雑音電力N_o\)
\(N_o=kTBF [W]\)
\(k:ボルツマン定数 1.38×10^{-23} [j/K]\)
\(T:絶対温度[K]\)
\(B:増幅回路の帯域幅[Hz]\)
\(F:増幅器の雑音指数[真数]\)
\(キッチン(k) トマト(T) ブレック(B) ファスト(F) \)

\(N_o=kTBFに代入するが、\)
\(①雑音指数FをdB→真数に変換する\)

デシベル計算
+10dB=10倍  +3dB=2倍
-10dB=1/10倍  -3dB=1/2倍

\(②N_o=kTBF\)
 \(=1.38×10^{-23} ×(17+273)×10×10^6 ×4\)
 \(=16000×10^{-17}\)
 \(=1.6×10^{-13} [W]\)

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