無線工学115(2)

R6.6b-2

 次の記述は、対地静止衛星を利用する通信について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。

1  赤道上空約36,000〔km〕の円軌道に打ち上げられた静止衛星は、地球の自転と同期して周回しているが、その周期は約24時間である。

2  電波が、地球上から静止衛星を経由して再び地球上に戻ってくるのに約0.25秒を要する。

3  静止衛星から地表に到来する電波は極めて微弱であるため、静止衛星による衛星通信は、春分と秋分のころに、地球局の受信アンテナの主ビームの見通し線上から到来する太陽雑音の影響を受けることがある。

4  衛星通信に10〔GHz〕以上の電波を使用する場合は、大気圏の降雨による減衰が大きい。

5  2個の静止衛星を赤道上空に配置することにより、極地域を除く地球の大部分の地域を常時カバーする通信網が構成できる。

解答

5  2個 3個の静止衛星を赤道上空に配置することにより、極地域を除く地球の大部分の地域を常時カバーする通信網が構成できる。

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