R5.10b-3
空中線電力の定義を述べた次の記述のうち、電波法施行規則(第2条)の規定に照らし、この規定に定めるところに適合しないものはどれか。下の1から4までのうちから一つ選べ。
1 「規格電力」とは、終段真空管の使用状態における出力規格の値をいう。
2 「尖頭電力」とは、通常の動作状態において、変調包絡線の最高尖頭における無線周波数1サイクルの間に送信機から空中線系の給電線に供給される平均の電力をいう。
3 「搬送波電力」とは、変調のない状態における無線周波数1サイクルの間に送信機から空中線系の給電線に供給される平均の電力をいう。ただし、この定義は、パルス変調の発射には適用しない。
4 「平均電力」とは、通常の動作中の送信機から空中線系の給電線に供給される電力であって、変調において用いられる平均の周波数の周期に比較して十分長い時間(通常、平均の電力が最大である約2分の1秒間)にわたって平均されたものをいう。
解答
4 「平均電力」とは、通常の動作中の送信機から空中線系の給電線に供給される電力であって、変調において用いられる平均の周波数 最低周波数の周期に比較して十分長い時間(通常、平均の電力が最大である約2分の1秒間 10分の1秒間)にわたって平均されたものをいう。
正誤解説
無線設備に関する用語の定義
「平均電力」とは、通常の動作中の送信機から空中線系の給電線に供給される電力であって、変調において用いられる最低周波数の周期に比較してじゆうぶん長い時間(通常、平均の電力が最大である約10分の1秒間)にわたって平均されたものをいう。
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